なぜ甘いものが食べたいのか?その心理の裏に人類の進化がある!

なぜ甘いものが食べたいのか EVERYTHING
なぜ甘いものが食べたいのか

なぜ甘いものが食べたいのか?

どうしようもなく甘いものが食べたい時って、誰にでもありますね。

体に悪いと分かってても人間は甘いものの誘惑に負けてしまいます。

ハーバード大学の古人類学者の最新研究によりますと、甘いものを要求する理由は人類の「進化」に隠れています!

この記事は次の方におすすめです:

      • 甘いものが好きで我慢できない方
      • なぜ人が甘いものが好きなのか、知りたい方
      • 飲み会で面白いネタの話を暴露したい方
      • 自己分析が上手になりたい方
      • 歴史にちょっと興味がある方

 

なぜ甘いものが食べたいのか?人類の進化がその原因の一つ

人類の進化

猿から人へ

人類の歴史はどれぐらいか知ってますか?

人間は猿から進化したとは誰も知っていますが、それっていつの話??5000年前?1万円前??

実は、人間の体は今の姿まで進化するまで数百万年もかかってます!

ゆっくりとゆっくりと周りの環境に合わせて、環境と共に進化してきたんですよ。

美味しくて甘いものを食べたいのが、脳が求めているからだ!

甘いものが食べたい脳

甘いものが食べたい脳

約1.8百万円前に人類の脳が猿の脳よりだいぶ大きくなりました。チンパンジーの脳より約3倍に

そんなに大きくなった脳は成長するのにも、機能するのにもたくさんのエネルギーが必要ですので、人間の体が一生懸命エネルギーを取ろうとしています。

どれぐらい脳にエネルギーが必要かというと、人の一日分のエネルギーの20%も!

甘いものは基本高カロリーですので、甘いものを見ると脳が「私のエネルギー源だ!」と叫んできます。

美味しいものが食べたくて我慢できないのが、脳の古い癖だ!

昔々、狩猟採集時代はいつ食べ物が手に入るのか分からないし、狩が成功しても次回がうまくいくとは限らないし、悪天候等の影響で数日間も空腹のまま過ごす可能性が非常に高かったのです。

それで、大きくなった脳がエネルギー不足で損傷を受けないように、エネルギーを取れる時に取ろうとしていたのです。

食料不足は、人類の歴史に渡って常にNo.1致死的な脅威でした。

つまり、数百年間に渡って、脳が「カロリーがある今のうちに取っておこう」とやってきたので、そういう「癖」が付いちゃったんです。

しかし、今の時代は、少なくとも日本のような先進国では食べ物が溢れています。昔、稀で貴重な存在だった甘いものも今至る所にあります。

今のような食料の過剰供給の歴史は実はとても浅く、この直近100年間ぐらいですね。

なので、数百万年に渡って進化した脳は、数百万年前から染み込んだ「癖」をたった100年で直すのが物理的にも生物学的にも不可能です。次のレベルまでの進化には同じぐらいの数百万年が必要です。

人間の体の進化は環境の変化よりも全然遅いです。

甘いものをたくさん食べてしまうのが、産業革命のせい!

甘いものが食べたい

甘いものが食べたい

ちなみに、日本の肥満率はたった4.3%!!

なので、きっとこの記事を読んでいるあなたも全然太ってないのでご安心を!!

日本はすごいけど、その他の国はやばいんです、、、

世界の先進国では平均で人口の3分の2も肥満だって!つまり60%以上!!

(知的好奇心のあるあなた、国別の肥満率がみてみたいなら、どうぞこちらへ。)

どうしてこんなに太るんですか?

どうしてそんなに甘い・美味しい・炭水化物が食べたくなってたまらないのですか?

答えは、人類の歴史の大部分を通じて、私たちは生延びるために十分なカロリーを見つけるのに苦労しました。現代社会ではその逆。カロリーがすっごく手に入りやすくなったのです。

例えば、砂糖をイメージしてください。

砂糖

砂糖

砂糖1キログラムの値段は、1世紀前の砂糖の5分の1しかかかりません。実際、糖分とデンプンが多く含まれている炭水化物は、スーパーに行ったら一目で分かるように、一番安いですね。(野菜よりも安い)

チーズケーキとかチョコが、今の値段の5倍以上したらそんなに頻繁に食べれます??

食べたくても我慢しますね!

産業革命のおかげで砂糖を量産できるようになり、誰でもいつでも食べれるようになったのが悪かったね。

人類は、数百年間も高カロリー食品を渇望するように進化したきたし、そういう脳になっちゃっているんです。

それは問題です。

まとめ

甘いものが食べたい理由は、人の体の進化の速度と環境変化の速度の違いにあります。

環境と体の「ミスマッチ」ですね。

人間の体は何百万年に渡って製造されてきました。

しかし、最近の世の中の変化が激しいので、ゆっくりとゆっくりと進化している体と脳が世界の変化に追い付いていないです。

まだまだ先史時代の体と脳のままです。

Based on “The Story of the Human Body” (2013) by Daniel Lieberman.
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